腰痛・脊柱管狭窄症
腰痛の原因と症状

No.1前かがみ時に痛む腰痛

前かがみ時に痛む腰痛

自分の腰痛の状態を知ることが完治に向かう近道です

何気ない動作または動いていなくても痛みが襲ってくる腰痛ですが、腰痛の症状は十人十色といえます。例を挙げると、お尻部分が痛いという方、あるいは背中側に痛みがあるという方、背中とお尻の中間が・・・などなど。また痛む箇所にも違いがあります。背骨を中心に、左側が、右側が、あるいは両側が・・・などです。痛みがでる時期(動作・時間帯・天気など)も同様にそれぞれです。
このように、腰痛にも人それぞれで症状が異なります。

腰痛でお悩みの方が本気で完治を目指したいというのであれば、まず「自分の腰痛の状態を知ること」が必要不可欠だと思います。腰痛の症状をきちんと知ることで初めて、ベストな腰痛治療を施すことができるのです。

病名だけでは断言できない腰痛の状態

病院の診断で「脊柱管狭窄症」と診断を受けても、「脊柱管狭窄症だけ」の治療では不十分といえるのです。腰痛の症状は複数抱えている場合がほとんどだと思ってください。脊柱管狭窄症のみの症状を抱えている人は珍しい部類に入ります。

たとえば、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、腰椎分離症など、いずれかを併発している場合がほとんどです。したがって、自分の腰痛の症状をしっかりと知らないうちに治療を開始すると、見当違いの治療になる場合もあり、腰痛がいつまでたっても治らないということも考えられるのです。

前かがみ時に痛む場合のチェック項目

下記項目にてチェック箇所が多い場合

筋・筋膜性腰痛、椎間板症、椎間板ヘルニアなどの症状が予想されます

  • くしゃみ・咳の時やトイレでいきんだときなど腰に痛みがある。
  • お尻や脚のしびれがずっと続いている。
  • 寝転んだ状態から立ち上がるまでがすぐにできず時間を要する。
  • 前方のものを取るときなどの前かがみ時に腰が痛い。
  • 数十分の着座や車の運転時などで腰が痛む。
  • しばらく座っていた後、前かがみでいた後の起立時に腰が痛む。
  • 腰が痛いため固い床の上で寝ることが出来ない。
  • 歩行時より、同じ姿勢の保持の方が腰に響く。
  • デスクワークや車の運転、肉体労働、または前かがみの姿勢になることの多い職業である。
  • これまでに、ぎっくり腰を年1回以上繰り返したことがある。

上記項目にチェック項目が少ない場合は
体を後ろに反らした時に痛む腰痛を参考ください

前かがみ時に痛む原因と症状

体を前方に倒したとき、腰椎に大きな負担が生じて、痛みと痺れを伴います。

  • 進行・1 腰まわりの筋肉が緊張する 筋・筋膜性腰痛 ( きん・きんまくせいようつう ) 、いわゆる腰の筋肉痛になります。
  • 進行・2 腰椎の前の方がつぶれ、椎間板のバランスが悪くなり痛みの出る椎間板症となります。
  • 進行・3 椎間板から、ずい核が外側に飛び出し、大きな痛みとシビレのでる椎間板ヘルニアとなります。

ここまでで脊柱管狭窄症になる前の段階です。
ここからさらに悪化すると、腰椎分離症、すべり症を経て、脊柱管狭窄症に進行してしまいます。

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