脊柱管狭窄症で痛みがでる仕組みは簡単に説明すると「神経が通っている「管(脊柱管)」が狭まることで、神経が圧迫されるため」です。
この脊柱管は脊椎(背骨)の内側にあります。したがって体を後方に反らした時に、「背骨が曲がる=神経が圧迫される」となり、痛みや痺れが生じるのです。
体を後ろに反らすと痛みがでますが、逆に前側にかがむと神経の圧迫が消え楽になります。そのため脊柱管狭窄症の方向けのストレッチではしばしば「体を前方に丸める」方法が紹介されています。
10人いれば10人が違う腰痛の症状があります。
ただ、脊柱管狭窄症に限っていいますと、いきなり脊柱管狭窄症になるという方は稀といえるとおもいます。たとえば、体操、バレエやスケートといった競技を続けていた方、あるいは職業で体を反らすことを続けていた方などは、可能性はありますが、一般の方は、脊柱管狭窄症に至るまでになんらかの腰痛の症状を伴っていると思います。
病院で脊柱管狭窄症と診断を受けた方に「以前に腰痛があった覚えはありませんか?」と聞いてみると、「ぎっくり腰になったことがある」「若いときに痛かった覚えがある」と、以前にも腰痛の経験がある方が多いのです。
これは、さまざまな腰痛を経て、脊柱管狭窄症に至ったということです。そして現在、脊柱管狭窄症の症状がいちばん強く出ているのです。「強く出ている」ということは、実は他の腰痛の症状も存在しているのです。
脊柱管狭窄症と診断を受け、脊柱管狭窄症に絞った治療法を行っているにもかかわらず、一向に良くならない、あるいは手術後、腰痛が再発した、というお話しを耳にします。
脊柱管狭窄症以外の症状が原因で痛みがでている可能性があります。ある患者さんが、脊柱管狭窄症の手術をしても、一向に腰痛が改善せず、よく調べてみると、椎間板ヘルニアの症状もありました。脊柱管狭窄症で目立たなかった椎間板ヘルニアの痛みが、脊柱管狭窄症がよくなったことで、訴えかけてきた事例です。椎間板ヘルニアも同時に治療しなくてはいけなかったのです。
腰痛からスッキリ解消されるためには、まず自分の腰痛についてしっかりと知ることが大切です。正しい腰痛認識をもってはじめて、正しい治療が受けられるのです。痛みが発生する仕組みを理解し、腰の構造改善を行いましょう。
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